自然に囲まれて生きるということ。

私たちは、自然の中で生かされている。宇宙に浮かぶ地球という天体の、日本という国に・・・・私はいる。
田舎に住むということは、「生かされている」ということを言葉ではなく、肌で、感覚として、当たり前のこととして「生きる」ということだと思う。
それは、人としてとても大事な感覚なのではないか。

都会では、働いてお金を得れば、それで何の不自由もなく、生きることが出来る。
でも、田舎ではそうは行かない。

山を大事にしなければ、大水が出る。
道をみんなで管理しなければ、通れなくなる。
食べるものは、自分たちが育てたものが基本になる。
野菜やお米や鶏や豚が、育っていく姿をいつも見ている。
・・・・・育ててくれている人の姿をいつも見ている。
神様やご先祖様や目に見えないものが見守っているとみんなが信じている。

そうやって、大地に根付き、天に照らされ、人と人が繋がり、時が連なり、畏怖の念を感じることが、都会ではなかなか出来ない。人間には、なんでもできると勘違いしてしまう。一番偉いんじゃないかと勘違いしてしまう。

特に子育てをするなら、田舎がいい。土と戯れ、小枝を振り回し、野原を駆け回り、小川にあそび、虫たちを追いかける、子ども同士であれこれ遊びを工夫し、時に喧嘩もする。
そんな中で本物のやさしさと逞しさを獲得できるのではないかと思う。

だから、みんな、田舎に住もう!

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