あなたは自治会に入る?

田舎に移住を考える時に、気になるのが「自治会」。
都会の自治会とは、かなり違います。行事が多く、会費もかなり高いです。
でも、でも、田舎に住むなら必須だと思うのです。

私たちは里から離れた山の別荘地に移住してきたので、「自治会には入らんでもいいよ」と言われてきました。でも掃除や道作り、行事など、出来るだけ参加して様子をみることにしました。
都会から来た別荘の人なのに、「よくやってくれる」と歓迎され、お祭りに行けば、「あれ食え、これ食え」、雪の日には手作りの雪掻き機を山の上まで持ってきてくれて、孫を連れてどんど焼きに行けば、孫たちにお土産のお菓子をくれ・・・・・、いっぱいいっぱいお世話になりました。このままお世話になりっぱなしじゃ、いかんのじゃないかと思った次第なのです。

「大変だからやめた方がいい」という人、「大事なことだから入ったらいいよ」と言う人。いろんな意見がありました。夫婦でいろいろ話し合って、掃除も道作りも自分らのためだし、田舎ではそうやって助け合わないと命にも係わることにことになるだろうし、少々高い自治会費もなんだかんだで還元してもらってるしね、って。それで「入りまーす」ということになりました。

時代はだいぶ変わって、役職や係り、行事も昔よりは減っているそうです。それでも結構ありますがね。でも、「出られんときは出られなんで、いいよ」って言ってくれます。昔は”出不足”と言って、出なかった人には、紙が来て、その分を消化するために別の日に作業しなければいけないとかあったみたいです。一人暮らしのおばあちゃんとか、作業できないのに、ただ座っているだけでいいからと、連れていってもらって、それで消化して・・・・みたいな、意味のないことをやっていたこともあったそうです。

田舎で生活するとすごく地域のことが身近に感じられます。都会に住んでいると地域の事とか全然意識しなかった・・・。コミュニケーションは、家族と少しの近所と、職場と、友達とで成り立ってたなあって思います。
でも、田舎に来ると違う、どうしてかな?「おらが町」という意識が強くなって、この町がどうなって行くんだろうって関心を持ってる自分たちにびっくりなのです。市の広報とかもしっかり読んだりします。
人が少ない、いろいろ自分たちでやらないといけない、地域のことが即自分たちに係わる、守るべき自然がすぐそこにある、などなどいろいろ理由はあると思います。

田舎に移住するなら、地域の方と溶け込むためのとっかかりとして、そして生活していくための必需品として、自治会には入った方がいいと思うのです。

大変と思うか、ありがたいと思うか、自分次第です。