私の陶芸体験

こちらに移住してから、新しく始めたことの一つが、陶芸。
隣町の中津川市蛭川の「全窯」で毎週水曜日に習っています。
一年半経って、やっと土と対話するっていうことの意味をほんの少し垣間見た感じです。
ずっと不安な気持ちで土をこねていましたが、最近、土の柔らかさや質感を感じながら、どう扱ってあげたらいいのかがほんの少し分かるようになりました。
先生曰く、大胆にかつ繊細に。うーん、奥が深い。

この1年半の私の作品。まだまだ、これから。もっと気品のある作品が目標なのだ!

逆転層って?

寒い冬の日、標高600Mの我が家より里の方が気温が低いということがたびたびあります。
標高が高ければ、普通は気温は下がります。それが、逆になる現象です。

秋・冬のよく晴れた夜で風が弱いと、放射冷却により地表面温度が低下し、標高が高い方が気温が高くなるという現象がおきます。気象学では、これが起こる層を逆転層と言います。
煙が逆転層にぶつかり上昇できず、横に広がっている様子。

逆転層ができて、湿度が高いと、眼下に雲海が発生します。

自然に囲まれて生きるということ。

私たちは、自然の中で生かされている。宇宙に浮かぶ地球という天体の、日本という国に・・・・私はいる。
田舎に住むということは、「生かされている」ということを言葉ではなく、肌で、感覚として、当たり前のこととして「生きる」ということだと思う。
それは、人としてとても大事な感覚なのではないか。

都会では、働いてお金を得れば、それで何の不自由もなく、生きることが出来る。
でも、田舎ではそうは行かない。

山を大事にしなければ、大水が出る。
道をみんなで管理しなければ、通れなくなる。
食べるものは、自分たちが育てたものが基本になる。
野菜やお米や鶏や豚が、育っていく姿をいつも見ている。
・・・・・育ててくれている人の姿をいつも見ている。
神様やご先祖様や目に見えないものが見守っているとみんなが信じている。

そうやって、大地に根付き、天に照らされ、人と人が繋がり、時が連なり、畏怖の念を感じることが、都会ではなかなか出来ない。人間には、なんでもできると勘違いしてしまう。一番偉いんじゃないかと勘違いしてしまう。

特に子育てをするなら、田舎がいい。土と戯れ、小枝を振り回し、野原を駆け回り、小川にあそび、虫たちを追いかける、子ども同士であれこれ遊びを工夫し、時に喧嘩もする。
そんな中で本物のやさしさと逞しさを獲得できるのではないかと思う。

だから、みんな、田舎に住もう!

雪が降ったよ!

おお、まるで墨絵ののような景色じゃあ!

 朝7時、曇り空の向こうにお月様

 ふと見たら、ベランダの下につらら

 屋根から滑り落ちそうなつらら

たぶんカモシカ
たぶんイノシシ

恵那ジビエ獲得できるか!?

うちのオジイが「わな猟」の免許、取りました。
そして猟友会にも入りました。
害獣ということで、恵那では年間300頭ほどのイノシシが、処分されているそうです。

いよいよ、イノシシ肉を手にする日も近い??イノシシ肉、美味しいらしい・・ムムムムム。
うまく血抜きして、そしてさばく、・・・自分ではたぶん?いや絶対にできない・・・。
うちのオジイも、免許は取ったものの、罠にかかったイノシシに最後のとどめをさすとか、解体するとか、これから体験するであろう初めての経験に今はビビっています。
これ、うりぼうのかかしです。


”うりぼう”めちゃくちゃかわいいですが、8頭もの”うりぼう”がわらわら道に出てきたりすると、これがみんな大きくなったら、すごい食料が必要になって、やっぱり困ったことになるんだなって、ため息が出ます。

隣の大工さんが作った手作りの箱わな

山のあちこちにイノシシがほじくった跡があります。最近は「あ、これイノシシの仕業だ!」って、分かるようになりました。「ぬた場」といいます。体についたダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びるそうです。
いのししのぬた場
他にも、食べ物を求めて、ほじくった跡があります。田んぼ、畑の周りには、イノシシ除けの電気柵が設けられています。
それでも、時に田んぼや畑を荒らされて、がっかりさせられることもあるということです。

地元産野菜、お米の購入

やっぱり、地元で取れた野菜やお米は美味しいと感じます。移住したての頃は、採れたてのお野菜に毎日のように感激していました。

この辺でもいくつか、野菜の直売所があります。お気に入りの直場所を探すのも楽しいものです。農家さんの中には、定期的に販売をされている方もいる方もいらっしゃいます。お米も安い価格で分けていただくことができます。

もちろん、ご近所、お友達から、新鮮な野菜を分けていただくこともたびたびです。
「栗が採れたでー」「間引き菜を持ってきたよー!」「菊芋って、知ってる?」
みな同じ時期に採れるので、いただきものが重なることも。
それをどうやって、料理するか、保存食にするか等、ネットで調べたりしながら、
レパートリーを広げています。

それぞれの土地には、オリジナルの料理や料理法があって、それを教わるのも楽しいものです。

買い物

実は、笠置町には買い物ができるところがありません。
ですが、笠置町から車で10分から15分で中心街に行けるので、特に不自由はしません。
都心部のように、牛乳が切れたからって、ちょっとコンビニというわけにはいきません。
そんなときは、我慢するか、工夫して何とかします。
便利過ぎるより、そんな方がいいなと感じます。

恵那駅南側の1キロ四方で日常のほとんどのものは揃います。
大型スーパー2店、COOP1店、ホームセンター1店、電気屋さん1店、
そのほか、銀行、郵便局、ドラッグストア、本屋、レンタルビデオ屋、和菓子屋、豆腐屋、肉屋、レストラン、喫茶店、などなど、あります。


私は、普段の買い物は、車で恵那駅周辺のお店まで行きます。
週2回以下にしたいので、計画的に購入します。
ついでに役所や銀行や図書館に寄ったりするので、大体いつも2~3時間コースになります。

車がないと、買いもには行けないのが、田舎の弱点と言えば、弱点ですね。



どんど焼き2017

豪勢な炎が、空へ登っていきます。
パチパチと火のはぜる音、ごうっと風を呼ぶ音、皆の「ほおー!」という歓声。




どんど焼きの最後は、おき火でお餅やみかんを焼くきます。
このお餅やみかんを食べると今年1年健康でいられると言われています。
お酒も振るまわれ、自慢の漬物や煮物も回ってきて、おなかいっぱいです。
子どもたちも、お菓子をもらって大満足!

門松集め


中心には、枯れ枝の束を入れます。
1月最初のお仕事はどんど焼きの準備です。

この地域では今でも、自作のしめ縄や門松で玄関を飾って
年神様をお迎えします。
そして1月4日にはもう、それらを集めてどんど作りです。
どんど焼きで焼いたお餅を食べると、一年間病気にならないのだそうです。
こういう風習が今でも残っていることが素晴らしい。

今年のどんど焼きは、1月8日。各地区で炎が上がります。





松や竹の枝を差し込んで、形を作っていきます。
出来上がり!