田舎は付き合いが面倒!?

よく田舎の人間関係が面倒だという話が出ますが、決してそんなことはないと強調したい。今、結構田舎の居心地はいいです。濃すぎず、薄すぎず、ちょうどいいと感じます。

確かに田舎のコミュニティは都会に比べて濃いですし、口コミで情報(うわさ)がすぐに伝わってたり、車で誰が通ったか分かっちゃたりします。はじめはそれにびっくりしましたが、それは監視してるわけでも、悪気があるわけでもなく、「町ぐるみ家族」みたな気持ちということだと思うのです。家族の誰かが何してるか、なんとなく把握してる感じでしょうか?具合が悪ければ、心配する感じでしょうか。それは、安心感にも繋がっている気がします。

人間は森から出て、草原で暮らすようになった時、外敵から子どもを守るためにコミュニティで子どもの面倒を見るようになったのだ聞きました。
人間が進化の過程で獲得したのが、家族、コミュニティの繋がりの濃さなのだとすると、それを「面倒だ」と一言で片づけてしまうのはもったいない・・・。

ゴリラの研究で有名な山極寿一さんは、現代の子育てが母(核家族)に集中し過ぎていて、それが虐待やいじめなどに影響しているのではないかと、指摘されていました。私が都内で子育てしていたころのことを思うと、まったくその通りだったと思います。周りに知り合いも少ない都会で、年子の二人の育児を担っていくのは精神的にとても辛かった・・・。その後、神奈川へ引越して、周りに畑や牛小屋があるような田舎で、隣近所の方のおせっかいが本当に嬉しかったことを思い出します。

かつての閉塞した田舎では、息苦しさを感じることもあったとでしょうが、現代の開かれた田舎は、ちょうどいい距離感で繋がっていると感じています。

20年前に移住してきた方の話を聞いたときに、「周りとの軋轢があったとしても、譲れるもの、譲れないもの、自分の中できちんと線引きをしながらやるしかないんだ」とおっしゃっていました。そういう方が居てくれて、今の居心地の良さを築いて来てくれたと思うと、丁度良くしていくのは、自分の責任でもあるんだんなあと改めて思った次第です。


ついに出穂!2017

このところ、また梅雨前線が南下してきて、梅雨の戻りのような天候が続いている。
田んぼの草取りが中断したまま、今日、久しぶりに田んぼを見に行ったら、なんとすでに出穂していた。。。。出穂後は田んぼに入ってはいけないので、草取りはこれで終わり、、、ホッ。

昨年の出穂が7月28日だったから、それよりは数日早かったということか。穂の状態をみると7月25日が初出穂だったのかな?

まずまず、良かった。が、分けつ不良の感は否めない。
一体今年は何俵取れるだろうか。



まばらな田んぼ

昨年は1反弱の田んぼに18枚の苗床を植えました。今年は少なめにと16枚の注文でしたが、4枚も余った・・・。疎らに植え過ぎた~。
そしてヒエは深水と米糠除草で抑えられたけれど、代わりにコナギが大発生!今年も除草に明け暮れています。
そんなわけで、植えた苗も少なく、そのうえ分けつも少なく、写真のように疎らな田んぼとなっています。
「今年の出来は、芳しくないな」とおじいと話し、「しょうがない、まだ2年目だ」と慰め合っています。
除草頑張った分、小粒でも、少なくても、味はきっといいはずだと自分を励ましつつ、今日も除草ですよー!!

2017年7月20日の田んぼ、去年の写真(⇓)と比べると、かなりまばら!

2016年7月24日 しっかり分けつしてます。


空気が美味しいぞ!!

2017年夏、猛暑の予感・・・のなか・・
先日、静岡に行ってきました。その日は静岡は、今年最高の暑さだったとかで、35℃の猛暑日でした。夕方になっても32℃、まったく涼しくならない。
そんなの都市部では当たり前なんだろうけど、恵那の山に暮らしていると違和感を感じてしまう。
我が家では、夕方になるとスーと空気が涼しくなって、夜には涼しいくらいの風が入ってくるから。
翌日も静岡は35℃の暑さ、用が終わって夕方6時ごろ我が家に到着、気温27℃。山に入ったら、早速クルマのエアコン切って、山の空気を吸い込みました。
美味しい・・・、空気が美味しい・・・、都会から帰ってくるとすごくそのことを感じます。さらに、甘い香りがします。今咲いてる花は、リョウブの花、リョウブの花ってこんないい匂いだったんだと、これも帰ってきたご褒美です。山に住む幸せを感じました。

リョウブの花