第10回えなの木、もりの木、きになる木コンテスト

「えなの森林づくり推進委員会」主催、「第10回えなの木、もりの木、きになる木コンテスト」という企画が、8/31から9/2まで恵那文化センターにて開かれました。その推進委員会に、僕も今年から参加しています。

会場には小中学生の木工作品が展示されているのですが、木工を夏休みの課題に選んでいる子の多さに驚きます。今どきらしくお父さんやおじいちゃんに手伝ってもらった感じの作品の数々なのですが、それにしてもそのレベルの高さに更に驚きます。なぜなら、こちらには大工さんや木工職人さんも多く、そんな職人さんでなくてもインパクトドライバーやサンダーや丸ノコは、多くのお宅にそろえてあるのです。簡単な家具なら買ってくるのではなく、自分で作るというのがこの地域では当たり前なのです。自分で家や物置を建てた素人さんも数多く知っています。子どものうちからそういう道具に触れる機会を与えられているというのは、とても恵まれた環境だと思います。

また、森林づくり委員会としても木や森に親しんでもらうために、僕の提案を受け入れてもらって、ロビーに「材と生木と葉っぱ」を並べて展示しました。手に取って木の感触を味わってほしいなと思います。

恵那市は植物の種類がべらぼうに多い地域であり、家具職人や木工職人のレベルが日本有数の地域でもあります。そんな自然や文化があることはスゴイんだってことをまず知ってもらって、地元の人たちに誇りに思ってほしいと思う今日この頃です。







JIA東海住宅建築大賞「毛鹿母の家」

恵那市笠置町毛呂窪に、昨年移住されたTさん邸のリノベーションが、JIA東海住宅建築大賞を受賞されました。Tさんと設計士さんは、築100年のこの住宅の外観を変えずに、中だけをモダンなスタイルに変更しました。
審査委員たちは、外観を変えないのが建築賞に値するのかどうか、議論百出だったそうですが、この毛呂窪の美しい棚田の景観には、昔ながらの農家の住宅こそがマッチすると、斬新な評価を与えました。
建築業界にとっても、空き家をどのように地域に溶け込むようにリノベーションしていくかは、現在大きな問題になっており、今回の賞はそこにひとつの答えを出したと言えそうです。
地域の住民にとっても、Tさん一家は「百年以上続いた家を受け継いだ新しい家族」として暖かく迎え入れられています。

今の都会の移住希望者は、「田舎の新しい家に住みたいわけじゃない、古い家をリフォームして住みたがっている」ということが証明されただけでなく、最先端の建築家さんたちの最高の評価も得たということです。
今回の賞の半分は、棚田の景観を守ってきた毛呂窪の住民が受賞したも同然だと思っています。
僕は常々、笠置町は本当に魅力的な地域だと言い続けていますが、その意見は地元ではまだまだ多数とは言えません。
https://www.hello-uu.com/uu-news/180730.html

Tさん邸と毛呂窪棚田の美しい景観。

地元の皆さんと結んだ四ツ目垣も、評価の一部になったと言われ、企画して良かったなと思いました。

夏休みの思い出

神奈川県川崎市に住んでいる、子どもや孫が遊びに来ました。
恵那に移住してからは、子どもたちも田舎ができて、とても喜んでいます。
川崎に住んでいた時は、そうそう泊まっていくことはなかったのですが、こちらに来てからは、遊びに来ると一週間は泊まっていって、帰りたがりません。
子どもたちにとってもリアルな自然と触れることはワクワクが止まらないようです。
魚を獲って食べる、野菜を土から掘り上げる、田んぼで穫れた米を食べる、トンボやバッタやカエルを捕まえる、全て都会ではできないことで、しかもとても生きる上で大事なことばかりです。
子どもたちをこんな環境に置いてあげたいと思う今日この頃です。

中野方川河口で魚をとったよ

お父さんがアユを手づかみで捕まえたよ

毛呂窪区の夏祭り。フィナーレは打ち上げ花火

こんなに間近で花火を見上げるのは初めて


博石館ピラミッドの中には迷路があって楽しかったよ

恵那峡の遊覧船に乗ったよ

ニンジンを掘り上げたよ

花火をしたよ

おばあちゃんが五平餅を作ってくれて、いっぱい食べたよ

お父さんと屋根の上で夕涼み