恵那笠置山、5月の空はとっても気持ちがいい。
都会の人や地域の人に助けてもらい、去年まで休耕田だった田んぼも含めて1反4畝を手植えしました。昔の人がやってたことが、現代でもできないはずはないのです。
機械植えと違ってしっかり植わるのが気持ちがいい。
今年の農薬不使用・ハザ干しのお米はどんな味になるのやら。
収穫が楽しみで仕方がない。
石垣完成!
~二冬に渡ってシコシコやってきた石積みですが、やっと完成しました。~
恵那笠置山の中腹に移住してきた当初から、「この斜面は大丈夫か?」と不安を感じていました。関東の平地で長いこと過ごしてきた僕たちは、こんなに斜面の多い地域に住んだことがないのでよく分からないのです。リフォームを担当してくれた設計士さんにも相談したのですが、「あまりよろしくはないですね~」と渋い表情で言われていました。
それでもあまりお金をかけたくないのもあって、一年目をこの状態で観察してみました。まず春から秋にかけては、雨水が流れていくのと同時に土も流れていきます。「水の流れが大事」ということが分かり、雨水の流れをコントロールして、斜面に水が流れないようにしました。
それでも最も危険を感じたのは冬です。雨は少ないけど、その分気温がマイナス10℃にもなるこの地方では毎朝毎晩猛烈に霜柱が立ちます。それが昼間気温が上がって霜柱とともに盛り上がった土が崩れ落ちます。この現象をこの地域では「凍み崩れ(しみくずれ)」と呼んでいます。
このままでは斜面がどんどん後方に下がって、最後には家が崩れてしまいます。地元の石職人さんに相談したら、「これは何とかせなあかん」と石垣の積み方の要領を教わりました。
自分は庭師でありながら、それまで石積みに関しては全くの素人でした。関東は広い平地なので石垣という文化がありません。古い石垣と言ったら江戸城か小田原城しかないのです。
それに対して、傾斜地の多いこの地域では太古の昔から田畑や家を作るのには、まず石垣を積んで土留めをして平らなところを作ることから全てが始まるのです。一定以上の世代の人は、職人でなでなくとも誰もが石垣を積みます。石の産地である笠置山周辺では特に、石屋さんも庭師さんも建築さんも、みな石積みは名人級です。
石垣というのは自然と人との共存という意味では最高の発明の一つです。石垣は上手に積めばコンクリートよりも強度が高いのです。なんと言ってもこの地域の石は何千万年も前にできた物です。コンクリートの寿命は数十年ですが。そんな物より風化のスピードが全然違うのです。水や空気を通すので災害にも強く、生き物も生息できて自然に優しいのです。
そういうわけで、あまり上手下手にこだわらず、とにかく行けるところまで積んでみようと始めました。
東濃地方は石が多いため、人家の周りや色んな会社の土場、建築現場などに石が積み上げてあります。石の裏には裏込め石という細かい石を入れるのですが、それは田んぼの周りに積んであるお宅が多いのです。それらを頂いて回りました。
それらの石を自宅に持ち帰って転がしておくと、妻が細い腕でチョコチョコと積んでくれます。色んな場所から頂いた石なので、色も形も様々で、ある種モザイクアートのようになりました。石積み作業は有効な土木作業であると同時に、「石を使ったパズル」で、ジグソーパズルやレゴなんか比べ物にならないほど自由度の高い、楽しい大人の遊びでもありました。
そして二冬に渡った作業が完成!何とか今年の春の農作業の前に終わりました。
都会ではお金を払って誰かにやってもらうのが当たり前の生活をしてきましたが、今では僕たちもこちらの人たちのように、お金をかけずに自分たちで工夫する方法を探るようになってきています。
恵那笠置山の中腹に移住してきた当初から、「この斜面は大丈夫か?」と不安を感じていました。関東の平地で長いこと過ごしてきた僕たちは、こんなに斜面の多い地域に住んだことがないのでよく分からないのです。リフォームを担当してくれた設計士さんにも相談したのですが、「あまりよろしくはないですね~」と渋い表情で言われていました。
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| 引っ越したばかりの我が家 |
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| 斜面が崩れ落ちそう? |
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| 排水をパイプでコントロールしてみたが・・・ |
それでも最も危険を感じたのは冬です。雨は少ないけど、その分気温がマイナス10℃にもなるこの地方では毎朝毎晩猛烈に霜柱が立ちます。それが昼間気温が上がって霜柱とともに盛り上がった土が崩れ落ちます。この現象をこの地域では「凍み崩れ(しみくずれ)」と呼んでいます。
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| 我が家の近所で起きた、凍み崩れによる落石 |
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| U字溝を破壊し、道路に飛び出した石 |
このままでは斜面がどんどん後方に下がって、最後には家が崩れてしまいます。地元の石職人さんに相談したら、「これは何とかせなあかん」と石垣の積み方の要領を教わりました。
自分は庭師でありながら、それまで石積みに関しては全くの素人でした。関東は広い平地なので石垣という文化がありません。古い石垣と言ったら江戸城か小田原城しかないのです。
それに対して、傾斜地の多いこの地域では太古の昔から田畑や家を作るのには、まず石垣を積んで土留めをして平らなところを作ることから全てが始まるのです。一定以上の世代の人は、職人でなでなくとも誰もが石垣を積みます。石の産地である笠置山周辺では特に、石屋さんも庭師さんも建築さんも、みな石積みは名人級です。
| 笠置の一般的風景。田んぼに石垣・家に石垣 |
石垣というのは自然と人との共存という意味では最高の発明の一つです。石垣は上手に積めばコンクリートよりも強度が高いのです。なんと言ってもこの地域の石は何千万年も前にできた物です。コンクリートの寿命は数十年ですが。そんな物より風化のスピードが全然違うのです。水や空気を通すので災害にも強く、生き物も生息できて自然に優しいのです。
| 壁面の自然の模様も素敵でしたが、何せ崩れちゃうので。 |
| 切り石あり、自然石あり、石種も様々 |
そういうわけで、あまり上手下手にこだわらず、とにかく行けるところまで積んでみようと始めました。
東濃地方は石が多いため、人家の周りや色んな会社の土場、建築現場などに石が積み上げてあります。石の裏には裏込め石という細かい石を入れるのですが、それは田んぼの周りに積んであるお宅が多いのです。それらを頂いて回りました。
それらの石を自宅に持ち帰って転がしておくと、妻が細い腕でチョコチョコと積んでくれます。色んな場所から頂いた石なので、色も形も様々で、ある種モザイクアートのようになりました。石積み作業は有効な土木作業であると同時に、「石を使ったパズル」で、ジグソーパズルやレゴなんか比べ物にならないほど自由度の高い、楽しい大人の遊びでもありました。
| 脚立や足場板を使って裏込め石を詰める様子 |
都会ではお金を払って誰かにやってもらうのが当たり前の生活をしてきましたが、今では僕たちもこちらの人たちのように、お金をかけずに自分たちで工夫する方法を探るようになってきています。
自治会作業はたいへん?
移住して来て「自治会作業はたいへんだよ~」と聞いていました。
この4月で自治会に入って2年になりますが、僕はまだ自治会作業がたいへんだと感じたことはありません。
僕の印象としては、「人が暮らしていくために一人ではできない必要なことを、共同でやっている」と感じています。
道路の側溝にたまった土や落ち葉の掃除、ほったらかしになった山の手入れ、地主が管理しきれない休耕田の草刈り、神社の掃除やしめ縄作り、小さな祠の掃除やお祓い。(また小さな祠の多いこと)
これで毎月二回くらい、それぞれ2~3時間程度の時間がかかります。
都会ではそれらのことは、やらなくなっていたり、税金などを通して誰かにお金を払ってやってもらっています。
自分たちの町のことを自分たちでやるというのは、必要なことであり、当たり前のことと感じています。
その上、みんなでワイワイ言いながら作業するのは楽しいことです。
作業やお祓いの後には直会(なおらい)と言って、みなで持ち寄りの簡単な飲み会がありますが、これも楽しみの一つです。
以前はもっとたくさんの行事があって、もっとたいへんだったと言うのですから、これくらいなら問題ないと思います。
今は田舎と言えども近所付き合いが頻繁にあるわけではないので、こんな機会がなければみんなで顔を合わせる機会もホントになくなってしまうのではないでしょうか。
たいへんと感じていないのは、まだ役をやってないからかもしれませんが。(自治会には役がたいへん多いのです)
この4月で自治会に入って2年になりますが、僕はまだ自治会作業がたいへんだと感じたことはありません。
僕の印象としては、「人が暮らしていくために一人ではできない必要なことを、共同でやっている」と感じています。
道路の側溝にたまった土や落ち葉の掃除、ほったらかしになった山の手入れ、地主が管理しきれない休耕田の草刈り、神社の掃除やしめ縄作り、小さな祠の掃除やお祓い。(また小さな祠の多いこと)
これで毎月二回くらい、それぞれ2~3時間程度の時間がかかります。
都会ではそれらのことは、やらなくなっていたり、税金などを通して誰かにお金を払ってやってもらっています。
自分たちの町のことを自分たちでやるというのは、必要なことであり、当たり前のことと感じています。
その上、みんなでワイワイ言いながら作業するのは楽しいことです。
作業やお祓いの後には直会(なおらい)と言って、みなで持ち寄りの簡単な飲み会がありますが、これも楽しみの一つです。
以前はもっとたくさんの行事があって、もっとたいへんだったと言うのですから、これくらいなら問題ないと思います。
今は田舎と言えども近所付き合いが頻繁にあるわけではないので、こんな機会がなければみんなで顔を合わせる機会もホントになくなってしまうのではないでしょうか。
たいへんと感じていないのは、まだ役をやってないからかもしれませんが。(自治会には役がたいへん多いのです)
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| 山の手入れ |
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| いざ、突撃! |
| 小さな祠もこうして飾ります。 |
| 神官さんによるお祓い |
| 私たちの村を守ってください |
| お祭りには直会がつきもの |
| 休耕田に木が生えちゃってる |
| 運搬車を使って運びます |
| 切った木は薪にします |
| たまにはバーベキューも |
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| お彼岸の道作り 側溝の掃除 |
| 道作りの後はお墓の掃除をして一杯 |
| 秋祭りの前にはしめ縄の交換 |
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| みんなでバカ話をしながら |
| このしめ縄を交換して気持ちがいい |
| 正月は朝から神社の掃除 |
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| どんど焼き。この後おき火でみかんやお餅を焼きます。 |
大雪の都会は不便!
「首都圏大雪で大混乱」のニュースを見て、移住者目線で思うこと。
首都圏では大変なことになっている模様。年に一回降ったり降らなかったりだから、準備をしてない。そんな回数の少ないことのためにタイヤなんか変えてられない。除雪車も融雪剤も用意してない。電車や道路はいつも満員・渋滞だからちょっとトラブルがあればとんでもないことになる。電車会社のエラいさんは現場で大混乱してようが、「そんなの関係ねえ!」って。
これが経済至上主義ってこと、人が多すぎるってことなんだ。
恵那笠置山はこの冬12回目の積雪。でも大して積もらない。笠置の里ならまだ3回積もったくらい。雪が降ると静かで美しくて、嬉しいって思う。
広い道は除雪車が走って融雪剤を撒いてる。狭い所はスタッドレスタイヤを履いて駆動を4WDにしてゆっくり走る。元から車も少ないからトラブルは起きない。
家の周りは、そのうち雪がやんだらのんびり出てきて、みんな雪かきを始めるだろう。
俺みたいな外仕事は休み。「雪には勝てないでしゃあない」
仕事が遅れようが優先すべきは経済ではないのだ。何よりも最初に自然があってのこと。それが田舎の常識だ。
そういう風に思えるのも田舎に移住したからだ。大都会のど真ん中で必死に生きてる時には気が付かなかった。
昔のシンガーソングライター風に言ったら
「大都会という檻の中で〜 足かせをハメられてモガイていた〜♪」
ってところかな。
「自由ってヤツは〜 自分の足で〜 その檻から外に出てみれば良かっただけだった〜♪」なのでした。
こちらの雪を食べてごらん。美味しいよ。都会の雪がホコリ臭かったこと、今でも覚えています。
首都圏では大変なことになっている模様。年に一回降ったり降らなかったりだから、準備をしてない。そんな回数の少ないことのためにタイヤなんか変えてられない。除雪車も融雪剤も用意してない。電車や道路はいつも満員・渋滞だからちょっとトラブルがあればとんでもないことになる。電車会社のエラいさんは現場で大混乱してようが、「そんなの関係ねえ!」って。
これが経済至上主義ってこと、人が多すぎるってことなんだ。
恵那笠置山はこの冬12回目の積雪。でも大して積もらない。笠置の里ならまだ3回積もったくらい。雪が降ると静かで美しくて、嬉しいって思う。
広い道は除雪車が走って融雪剤を撒いてる。狭い所はスタッドレスタイヤを履いて駆動を4WDにしてゆっくり走る。元から車も少ないからトラブルは起きない。
家の周りは、そのうち雪がやんだらのんびり出てきて、みんな雪かきを始めるだろう。
俺みたいな外仕事は休み。「雪には勝てないでしゃあない」
仕事が遅れようが優先すべきは経済ではないのだ。何よりも最初に自然があってのこと。それが田舎の常識だ。
そういう風に思えるのも田舎に移住したからだ。大都会のど真ん中で必死に生きてる時には気が付かなかった。
昔のシンガーソングライター風に言ったら
「大都会という檻の中で〜 足かせをハメられてモガイていた〜♪」
ってところかな。
「自由ってヤツは〜 自分の足で〜 その檻から外に出てみれば良かっただけだった〜♪」なのでした。
こちらの雪を食べてごらん。美味しいよ。都会の雪がホコリ臭かったこと、今でも覚えています。
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| 今朝の気温ー9℃。 |
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| 山道はこんな感じ。これから雪掻きします。 |
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| 田んぼも真っ白。 |
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| 山の中はこんな感じ。美しいなも~。 |
イノシシレシピ
【巨大イノシシ捕獲】
また、イノシシが箱罠に入りました。この冬二度目です。
今回はデカイ!重量100kgオーバーで、とても人間の力では軽トラに積めないということで、ユンボで吊り上げました。
写真左のお父さん、身長160cmくらいですが、イノシシの体長はどの程度でしょうか?
【解体】
今回もその場で血抜きをして、隣町の中野方町のジビエ解体所兼販売所「猪鹿とーる」へ持ち込んで、店主の小板さんと一緒に解体作業。あまりの大きさに四人での解体。
解体については見たくない人もいると思うので省略しますが、衛生的な処理が肝心。汚れが肉に付かないように、常にテーブルや手やナイフを清潔に保ちながら作業します。
小板さんの見立てでは6歳のオスのようです。
イノシシで一番美味しいのは3歳くらいと言われています。
前回3歳オスのイノシシを頂いて、本当においしかったので、今回は6歳だとどんな味なのか興味深々。
3時間ほどかけて解体終了。大量の部位を頂きました。
保管しきれないので、近所のみなさんに配りました。
【串焼き】
まずはサイコロ状にして串に刺して焚火でいただき。調味料は塩コショウのみ。絶品!
6歳でもそれほど固くない。
【生姜焼き】
次は生姜焼き。バカうま!豚肉料理にできるものは全てイノシシでできる。しかも豚よりもうまい!
【ボタン鍋】
定番ボタン鍋、味噌味。定番なのに、これが一番固く感じる。
火が通り過ぎると特に固い。これがイノシシを固いと感じさせる一番の理由かもしれない。その上イノシシの旨味が出汁として出ていってしまうので、肉だけ食べるとパサパサ感がある。
多分あまりイノシシに良い印象を持っていない人は、最初にこれで食べたんじゃないかな?
【イノシシつくね】
つくね。くず肉をひき肉にして頂きました。これは旨い!筋が固くてフードプロセッサーが効かないので包丁で細かく叩きましたが、筋はあまり入れない方が良いかも。ミンサー機がほしくなる。
【イノシシ肉ソーセージ】
今回はソーセージを作ってみました。ドイツ人は豚を食べる時にほとんど無駄にしないんだとか。腸を洗って、そこにミンチ肉を詰め込みました。塩コショウとウチにあった香辛料バジルやタイムなど様々入れて。茹でて食べるも良し。燻製も良し。ただし手間がスゴイ。これも専用の器械が欲しい。
【イノシシスペアリブ】
スペアリブ。醤油・みりん・焼き肉のたれに漬けて、オーブンで焼きました。
骨のまわりの旨味がスゴイ!
【イノシシカレー】
イノシシカレー。今まで食べたビーフ・チキン・ポークのどれよりも旨い!。
今回はお雑煮もイノシシでやってみましたが、イノシシはすごく良い出汁が出るんだよね。
【シシ骨ラーメン・チャーシュー】
ガラも使わなきゃ勿体ない。とろ火で8時間ほど煮込んでラーメンを作ろう!でも今どきのコンロでは安全装置が効いてチョイチョイ止まってしまう。ガス代ももったいないのでカマドを作ってみた。ウチにあったU字溝とブロックと煉瓦で作りました。「銭を使わずに、あるもので勘考する」のが長老の教え。
カマドってすごい。焚火と違って熱が一か所に集中するから燃料の効率が良い。火力が安定する。その上、山の枯れ葉や枯れ木を使うから燃料代もタダ。
昔、ラーメン屋の大将が言ってた、「しっかり煮込んだとんこつスープは白濁を越えて茶色くなる。本当のとんこつスープは茶色い」の言葉が忘れられない。
カマドを使ったおかげでたっぷり煮込んだスープは茶色く濁りました。
そして塩ベースでちょっと醤油をたらし、コショウや砂糖を入れて「イノシシ骨ラーメン」の出来上がり。
チャーシューは圧力鍋で煮込んで砂糖・醤油・みりんで味付けしたので、トロットロ。で。
激・激・激ウマ!
【シシタン塩焼き】
タン。舌ベラ。
冷凍して皮をそいで、スライスしました。
タン塩レモンで頂きました。やっぱりこれも鮮度が良いのか、豚タンより美味しい。
【イノシシジャーキー】
イノシシジャーキーを作るために、サクラのチップを作成中。
今回は市販の古いチップが残っていたので使わなかったけど、次回は天然素材でやります。
近所の家のまわりに捨ててあったトタンの波板を使って簡易スモーカーを作りました。
スネ肉でイノシシジャーキーを燻製しています。
塩・胡椒・香辛料・ワインに一晩漬け込んたものを風乾して燻製機へ。
イノシシジャーキーの出来上がり!
見た目美味しそうじゃないかな?ちょっと固いね。今回は6歳のオスだったし。
もっと若かったりメスだったりしたら柔らかいかも。
でも味は最高!
【レバーペーストサンド】
最後はレバーペースト。
レバーを人参・玉ねぎ・セロリ・ローリエを入れて煮詰めてフードプロセッサーにかけ、スープ・塩・生クリームなどで味を調整。
今回はパンの上にレバーペーストをたっぷり塗って、チーズをのせて焼きました。
もう、失神するほどの旨さ!
市販の飼育されている豚は狭い所でギューギュー詰めに飼われてストレスだらけ。飼料も遺伝子組み換えやら農薬まみれのものを食べさせられ、病気になりやすいから抗生物質漬け。その悪いものを全てレバーが蓄積する。安全基準としては満たされているけど、レバーが嫌いな子どもが多いのは当たり前。子どもは敏感なので、食べてはいけないものが分かるのでしょう。
それに対して野生のイノシシは山林を駆け回り、自然の栗やドングリ・タケノコ、場合によっては畑の大根(笑)などを食べて健康そのもの。レバーには一切悪いものは蓄積しておらず、市販の豚に比べて臭みはないし、何倍も旨い!
レバー嫌いなうちの孫も、イノシシのレバーなら全然抵抗なく食べられちゃいました。
【イノシシを美味しく食べるために】
イノシシを食べる上でまず大事なことは「季節」だと言われている。イノシシの狩猟期間は11月1日から3月15日ですが、ベテランの皆さんが言うには「1月15日以降は盛りがついて美味しくなくなる」とのこと。「夏より冬の方が脂がのっていて美味しい」とも言われます。とりあえず今年は11月と12月に頂きましたが、全く美味しかったです。それ以外の期間についても、今後結果を報告します。
また、「血抜きが重要」と言われています。止め刺し後、すぐに血抜きをしないと臭くなるそうです。昔食べたイノシシが臭かったというのは、たぶん血抜きに問題があったのでしょう。
「オスよりメスが美味しい」と言われるのですが、「オスよりメスの方が柔らかいだけで味は変わらない」とも言われています。まだメスを食べたことがないので分かりませんが。
「3歳くらいが美味しい、それ以上になると味が落ちる」とも言われていますが、前回は3歳くらい、今回は6歳くらいのを頂きました。味に関しては、若い方が旨いということはありません。ただし、若い方が多少柔らかいかもしれません。
料理法はかなり大事だと思います。部位ごとに美味しい料理法があると思われます。ドイツ人や沖縄の人は隅から隅まで豚肉を食べると聞きます。この地域では獣の料理に関する歴史が浅いので、かなりの部分を捨ててしまいます。様々な料理法を研究すれば、せっかくの命を無駄に捨てることなく頂くことができると思われます。
一般家庭の食費のうちで、動物性たんぱく質の占める割合は50%を超えているでしょう。イノシシが一頭獲れて大きな冷凍庫があれば、一年分の動物性たんぱく質が確保できて食費がぐんと下がります。
その上安全で、低脂肪高カロリーで、ビタミンも豊富なので身体にやさしい。
イノシシを減らせば畑の被害も減るという意味では、里山の暮らしにもやさしい。
イノシシ料理は色んな意味で良いこと尽くめなのです
(了)
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